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シリコーン入れ歯

生体用シリコーン入れ歯とは

主成分 ジメチルシロキサンポリマー
心臓ペースメーカー、コンタクトレンズなどに使われているので安心です。

シリコーン入れ歯の利点

■ 柔らかな生体シリコーンのクッションのおかげで痛みを生じることが非常に少ない。
■ 噛みしめることができる
■ 吸盤の効果により、外れ難い状態を得ることができる(全ての症例で実現可能ではありません)
■ 手術を必要としない
■ 治療期間が短期間である(普通の入れ歯+α、平均で1.5ヶ月程度)
■ 治療費が比較的安い

何故、今生体用シリコーンなのか

柔らかな生体用シリコーンが歯ぐきに優しく接し、痛みを生じにくくし、吸盤の作用で歯ぐきに吸着し易くし、実際に使用してみて問題が無いことを確認した後に出来上がりにする、従来では考えられなかった製作方法を採ることができます。
特に、今までの入れ歯では痛くて痛くてしょうがないという患者様には自信を持ってお勧めします。

何故痛くないのか

歯ぐきの下には硬い顎の骨があります。その形態は複雑で、表面的な歯ぐきの形と異なります。骨が尖っている部分は歯ぐきも薄く、痛みを生じやすくなります。実際、歯ぐきの形をどんなに正確に入れ歯に再現しても、骨の形までは再現できません。 生体用シリコーンを応用した入れ歯は、柔らかな素材で歯ぐきを優しく守り、痛みを生じにくくします。また、完成前にご自宅で食事をとっていただき、痛みを生じないことを確認した後にシリコーンを貼り付けて入れ歯を完成させますので、痛みを感じることが殆ど無い入れ歯を実現できます。

何故外れにくいのか

自分の歯が残っていれば、金属のバネをかけて入れ歯を固定することができますが、自分の歯が一本も無い、総入れ歯の場合は、歯ぐきに吸い付かせて固定するしかありません。ちょうど、吸盤と同じ要領で吸い付かせるわけです。
しかし、ガチガチに硬いプラスチックでできた吸盤なんて見たことがありますか?
大抵、吸盤は柔らかなゴムのようなものでできているはずです。
入れ歯も、従来の硬いプラスチック製では歯ぐきに吸い付かせることは容易ではありません。しかし、柔らかなシリコーンで覆われた新しい入れ歯は、入れ歯そのものが吸盤のように作用して歯ぐきに吸い付かせることが可能となります。

欠点はないの?

■ 健康保険が使えない
生体用シリコーンは医療機器(医療機器承認番号 21900BZY00060000)として認可されていますが、残念ながら健康保険の適用になっていません。今後、混合診療が解禁になれば治療費の一部は健康保険が使えるようになるかもしれませんが、現在、シリコーン義歯治療の全ては自己負担となります。

■ 入れ歯の厚みを生じる
従来の入れ歯に対して、シリコーンの入れ歯は飛躍的に噛む力が増すことになります。それに耐えられるように入れ歯の強度も確保する必要があり、その分、入れ歯の厚みも少し増えてしまいます。何でも噛めるようにするために必要な対策です。

■ 手入れが必要である
本来、どんな入れ歯も毎日の手入れは必要です。特に入れ歯の内面に細菌が繁殖し、ヌルヌルしてきます。シリコーンは柔らかな素材のため、細菌や汚れが頑固に付着してしまうとなかなか取り除くことが困難です。そのため、毎日専用の入れ歯洗浄剤での洗浄が必要です。

■ 希に生体シリコーンが剥がれることがある
通常の使用ではまず心配はありませんが、付いてしまった汚れを無理に擦って取ろうとしたり、噛む力が想定以上に増してしまったりした場合、稀にシリコーンが剥がれてしまうことがあります。正しい使用方法においてそのような事があった場合、3年間の保障をさせていただきますので安心です。

ケアはどうすれば良いか

入れ歯を全く洗わないという方にはお勧めできません。何故なら、生体用シリコーンは毎日の洗浄無しでは汚れが付着してしまうからです。洗浄といっても、普段の入れ歯のお手入れと大差はありません。専用の入れ歯洗浄剤に一晩、浸け置き洗いをするだけです。

まとめ

患者様の入れ歯に対する不満は数多くありますが、その中でも多くを占めるのは「痛い」「噛めない」「外れる」以上の三つです。「痛くて噛めない」ということは入れ歯にとっては致命的で、そのような入れ歯は、もはや単に「見た目を回復する」ためだけに我慢してはめている状態と言えるでしょう。

痛くなく噛みしめられる入れ歯を作るために、多くの先生方は日々勉強し、技術の向上に努めているはずです。ただし、それでも確実に痛くない入れ歯を作るということはなかなか自信を持って約束することは勇気がいることでしょう。技術と根気とそして時間と手間がかかります。お互いに楽な作業ではありません。

年間500人以上の入れ歯の患者様を診ている中でとても悩みましたし、何より患者様に申し訳ない気持ちで押し潰されそうな毎日でした。そんなところに、生体シリコーンを入れ歯の内面に貼り付ける技術があることを知り、期待をしながら診療に取り入れました。

一番最初の患者様に入れ歯を入れたときの衝撃は、今でも忘れることはできません。それ以降は、治療のコツをつかむために非常に多くの試行錯誤を繰り返しましたが、今では自信を持って「痛くなく噛みしめられる入れ歯は作れます。それ以外のご要望はできる限り頑張ります。」と言い切れるようになりました。

痛くなく噛みしめたい!!という希望を持っている患者様には絶対の自信を持って勧めることができる入れ歯だと思っております。

基本情報

コンフォートデンタルクリニック
院長池田 功

060-0062
北海道札幌市中央区南2西3-12-2 トミイビルNo37 3階

011-211-1000

011-211-1333

診療科目
一般歯科
休診日
土曜日、日曜日、祝日
アクセス方法
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