乱杭歯、うけ口、出っ歯、上下の歯がかみ合わないなどの不正な歯並び、かみ合わせを、綺麗にかつ機能的に改善する治療です。そして、治療を行うことにより、調和のとれた顔立ち、美しい口元が獲得できます。
矯正治療は、歯を健康な状態に保ちながら移動させることにより、無理なく歯並びを整えていきます。 そのため、治療期間は他の歯科治療に比べ長くかかります。
しかし、歯並びをきれいにすることにより、虫歯予防、歯周病予防になり、さらに噛むという機能を最大限に発揮できるようになりますので、全身的な健康増進につながります。
平均寿命が長くなっている現代人にとって、クオリティ・オブ・ライフの向上には不可欠と思います。
一般の矯正治療費は保険がききません。
矯正治療を行う場合、治療の開始時期、治療内容などそれぞれの患者さんで違いがあり、治療費も異なります。矯正相談に来院していただきますと、お口の中の状態を見させていただいて、治療の必要性、治療開始時期、治療方法、使用する矯正装置など矯正治療に関する説明とともに歯科矯正治療費の詳細についてもお話させていただきます。
矯正相談をご希望の方は、お電話でご予約ください。
矯正治療に関するご相談(矯正相談)は無料で行っています。
矯正治療の中でも、次のような方の場合には保険がききます。
○ 外科矯正が必要な方の矯正治療
○ その他、以下の疾患の方の矯正治療
* 唇顎口蓋裂の手術後の矯正治療
* 鎖骨・頭蓋骨異形成
* クルーゾン症候群
* トリチャーコリンズ症候群
* ピエールロバン症候群
* ダウン症候群
* ラッセルシルバー症候群
* ターナー症候群
* ロンベルグ症候群
* ヌーナン症候群
* 顔面半側肥大
* 先天性ミオパチー
* ベックウィズ・ヴィードマン症候群
* エリス・バァン・クレベルド症候群
* 軟骨形成不全症
* 外胚葉異形成症
* 神経線維腫症
* 基底細胞母斑症候群
* マルファン症候群
* プラダウィリー症候群
* ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症含む)
* 顔面裂顎変形症の手術前後の矯正治療
矯正治療を開始する時期は、患者さんの歯並びの状態やあごの成長状態によって異なります。
歯並び、かみ合わせは、上下のあごの成長状態や、咀嚼、 嚥下、 発音などの機能と深い関わりがあり、それらを良好な状態に導かなくてはいけません。その目的を達成するためにはあごの成長期(7~8歳ころから)から始めたほうが良い場合と永久歯に生え変わる12歳ころからで良い人とさまざまです。
永久歯が生え始めて歯並び、かみ合わせなど気になるところがありましたら、それらについての相談(矯正相談)に来院されることをお勧めします。
大人の方は、歯が健康であれば何歳からでも治療は可能です。
虫歯がある、歯周病かもしれないなどご心配な方がいらっしゃるかもしれません。
矯正治療前にきちんとお口の中を診査し、虫歯、歯周病があるかなどもきちんと調べます。そして治療の必要があれば、
その治療をしていただいてから矯正治療へと進めてゆきます。
安心してご相談ください。
矯正治療は、不正な歯並び・かみ合わせを綺麗にかつ機能的に良好な状態に改善する治療です。 全体的な矯正治療を行う場合の治療期間は不正咬合の状態によって異なります。
上下のあごの成長状態や永久歯の生え方に問題のある方(受け口、出っ歯、開咬など)はこの時期から治療を始めます。第一期治療、第二期治療の二段階で進めていきます。
第一期治療としては、まず上あご・下あごの成長のコントロールを行ったり、生え変わる永久歯が出来るだけ良好な状態に生え変わるように誘導する治療を行います。そして、すべてが永久歯に生え変わり、第二大臼歯が生えそろう(12歳前後)まで、歯並び・かみ合わせの状態をチェックしてゆきます。その後、第二期治療に移行します。
第二期治療は全体の歯並びを整える治療です。すべての歯にブレイス(ブラケット)の装置を装着してワイヤーを介し、歯並びを整えます。1~2年ほどかかり、ひと月に一度の通院です。
きれいな歯並びになりましたら、その後は歯並びの後戻りを防ぐ治療(保定)を1~2年行います。この治療の時は、3か月に一度の通院です。
上下のあごの成長状態に問題のない方は永久歯が生えそろってから(12歳頃から)矯正治療を開始します。 全体の歯並びを整える治療をすぐに始めます。治療期間は永久歯を抜歯しての治療が必要な場合は 2 年ほどかかりますが、抜歯の必要がない場合は 1~1 年半くらいです。ひと月に 1 度の通院で歯並びを整えていきます。
きれいな歯並びになりましたら、その後は歯並びの後戻りを防ぐ治療 (保定) を 1~2 年行います。この治療の時は、3か月に一度の通院です。
歯並び全体を治すのではなく、一部の歯並びを治すための矯正治療を行う場合には、治療内容によっても異なりますが、大体の目安として治療期間は半年から一年程度です。
矯正治療の患者さんの中で一番治療期間が長くかかるタイプについてお話します。
一番治療期間が長くかかるタイプは受け口(反対咬合)の患者さんです。特にその中でも上あごの成長が小さいとか、下あごが成長しすぎるなど、上下のあごの成長の不調和が強い人です。このようなタイプの方は早期( 7,8 歳)からの治療が必要です。とくに、下あごの成長が旺盛に起こる思春期成長期はその成長を慎重に観察し、治療を行わなくてはいけません。そのため全体の歯並びを整える治療(第二期治療)の開始時期が高校生になってしまう場合があります。それから 1~2 年で歯並びを整え、その後、後戻りを防ぐ治療 ( 保定 ) が 1~2 年かかりますので、治療は長期間に及びます。
大人になっても矯正治療は可能です。乱杭歯は子供と同じように治療します。
受け口、出っ歯、あごのゆがみのある方も治すことが出来ます。
子供と違ってあごの成長があるわけではありませんので治療方法は多少異なります。おとな(あごの成長が終了した人)の患者さんで、受け口、出っ歯、あごのゆがみが軽度の方は通常の矯正治療で治すことが可能です。しかし、ゆがみの程度が著しい方は矯正治療だけでは良いかみ合わせになおせない事があります。そのような場合には、外科手術を治療に組み入れた矯正治療(いわゆる外科矯正治療)を行います。それにより、あごのゆがみもなくなり、良好なかみ合わせに治すことができます。
歯並びでお悩みの方は、矯正治療に関するご相談をお受けしています。
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