歯のために一番いいこと、分かりますか？ 「治療すること」とお答えになる方も多いのでは？でも、治療は“一番いいこと”ではないんです。もちろん、ムシ歯や歯周病などの歯の病気は治療しなければなりません。治療しないとどんどん悪化して、抜歯になってしまうこともあるでしょう。でも、治療は身体に負担を与えてしまうという事実もあるのです。
歯のために一番いいこと、それは病気にならないように予防することです。現在ではこの予防の考え方を取り入れている方も多くなり、皆さんきれいで健康な歯を維持されています。毎食後のブラッシングといったホームケアのほか、歯科医院で定期検診を中心としたプロケアを受ける。ホームとプロのWケアで、歯の美と健康を守りましょう。
受けるのと受けないのとではリスクが10倍以上も？ 定期検診
定期的にご来院いただき、ムシ歯や歯周病などをチェックする定期検診。両方とも初期症状に乏しい病気だけに発見が遅れがちですが、定期検診を受けていれば、もし病気になっていても早い段階で治療を受けることができ、被害を最小限に食い止められます。定期検診をきちんと受けている人とそうでない人とでは、ムシ歯や歯周病の再発リスクに10倍以上もの差があるというデータが出ています。定期検診をきちんと受けて、美しい歯と健康を守りましょう。
すっきりさわやか歯のクリーニング PMTC（professional mechanical tooth cleaning）
PMTCとは、専用機器を使って行う歯のクリーニングのこと。普段のブラッシングでは取り除けない歯と歯の隙間にあるプラーク（歯垢）から頑固な歯石まで、しっかり除去します。ムシ歯や歯周病の原因となるものをクリーニングできるので、予防効果はばっちり。また、初期の歯周病であれば治療効果も期待できます。日本歯周病学会認定歯周病専門医とベテラン歯科衛生士が、あなたのお口をPMTCでお守りします。施術後はお口がすっきりさわやかになると、たくさんの患者様にご好評をいただいています。
正しいブラッシング方法を身に付ける ブラッシング指導
実は、多くの方が自己流のブラッシングを行っています。だからプラーク（歯垢）などの汚れをきちんと除去できず、みがき残しなどができてしまうんです。そこでお受けいただきたいのが、ブラッシング指導。ブラッシングをするタイミングや回数、時間、歯ブラシの持ち方・動かし方など正しいブラッシング方法をお教えします。ブラッシング指導を受けてホームケアの精度を高めませんか？
●マウスピースについて聞いてみました 先生！マウスピースについて教えてください
マウスピースの取り扱いを始めてからどれくらいですか？
6～7年は経ちましたね。マウスピースには様々な種類があります。その中で秋山歯科で作るマウスピースはいろいろな進化を経て、普通とは違う形状になっていますが、より高い治療効果が得られるようになりました。いろいろな効果があるので、喜びの声もいただいています。
●先生はもともと歯周病専門医だと思うのですが、マウスピースとはどこで出会ったんですか？
以前、私は大学病院の歯周病科に勤めていたのですが、歯周病という病気はいろいろなものと密接に関わっており、歯周病科だけはすべてをトータルで診なければいけませんでした。そのなかで同じ場所の詰め物が取れたり、何回治療しても症状が進行してしまう症例に出くわしたりして、何故なんだろうと思っていたんですね。
そんなあるとき、噛み合わせについての学会に参加したんですが、いろいろな気づきがあって。噛み合わせの奥深さと重要性を再認識しました。それから噛み合わせについての勉強が始まり、そのなかでマウスピースと出会いました。
●マウスピースの効果は実感されていますか？
歯ぎしりや食いしばりが起こる原因のうちのひとつが、顎のバランスなんですね。顎のバランスが悪いから、歯ぎしりや食いしばりが起きてしまうという。そして歯ぎしりや食いしばりがある方は詰め物や被せ物がすぐに取れてしまったり、あごの歪みが全身の歪みにつながっていたりと、いろんなところに悪影響が出ていたんです。またホワイトニングのときにすごくしみたという方もいらっしゃいますね。
で、マウスピースはそういった歪みを整え歯ぎしりや食いしばりを防ぐもの。歪みを整えるわけですから、口腔内に限らずいろんな効果があるんですね。そういった効果を、診療のなかで日々実感しています。
また、実際にマウスピースを使うことで、詰め物や被せ物がよく取れていたという症例に改善が見られています。これは患者様にとってはうれしいことですよね。僕は歯周病専門医ですから、秋山歯科には歯周病によって歯茎が頻繁に腫れて来院される方もいらっしゃいます。そんな方でも、歯茎が腫れにくくなって喜ばれています。
●つまりどういうことですか？
例えばある患者様が、こんなことを言っていました。
Aさん「いや～最近仕事忙しくてさ～、疲れてるんだよね～」
「いつも体調が悪くなるとこの歯が痛くなるんだよね～」
「その都度歯医者で治すんだけど、しばらくすると、また
取れてくるんだよね～、つけ方が悪かったのかな～」
Bさん「なんか調子悪いと思ってたらね、すごく右の頭から首筋まで痛くなっちゃって、いつも右ばかり痛くなるのよね～。そうこうしてるうちに右の歯も痛くなっちゃったからとりあえず歯を治したのよね。そしたらいつのまにか首の痛みも取れちゃったわ。」
・・・これってどういうことかわかりますか？（笑）
いつも同じ歯ばかりとれてしまう
1本の歯を治したら首までスッキリしてきた。
これらは歯科医療をしていると度々耳にする言葉です。
つまり、「体調が悪いから歯も悪くなる」・・・フムフム
ところが「歯が悪いから体調も悪いんだ」・・・とはならない！（笑）
（もちろん歯が悪くても健康に生活なさっている方はたくさんいらっしゃいます。）
これらの事柄は、歯科医療の本質を突いていると思うんです。
つまり、歯科はその性質上、どうしても人工物を使います。治療した人工物が長持ちするということは、歯科医の大切な使命です。お口の健康を保つことが、体の健康にとって大きな役割を果たす。・・・昔から言われていることですが。ですからこれは歯科医院発の健康法なんです。「歯は健康のバロメーター」なんです。
●マウスピースを使いたいと考えている方に、一言お願いします。
秋山歯科で作るマウスピースは保険が適用されず、自費で50,000円(+税)となります。決して安い金額ではないですが、得られる効果を考えると、費用以上の価値があると思いますよ。まずはお気軽にご相談ください。歪みを整えてあげるだけで、口腔内はもちろん、全身に良い影響が出てきますから。
