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非抜歯治療

非抜歯の真の意義とは

非抜歯の本当の意味とは、それは単に歯並びが悪いから抜いてそろえると考えるのではなく、上下の顎骨の位置、機能、特に下顎骨の形、重さ、機能が、人間が地球上に立ち、生きるために大切な役割を果たしていることから始まります、
特に歯の根っこ、歯根膜の役割が大切です。
これも、生理学的に解明されているのですが臨床に応用されていないのです。
つまり理想的咬合は、人間が重力の影響を受ける地球上で生きるため必要とされるものなのです。
そのために、特に顎の小さい現代人には非抜歯が必要とされるのです。
私の矯正のベースになる理論は、いくつかあります。そのなかの一つが丸山咬合理論です。
(しかし、丸山咬合理論を知っているから矯正ができるというものではありません。)
丸山先生は咬合医療、私の分野は矯正咬合医療で、扱う分野が少し違います。
どちらも咬合から体全体の不定愁訴を改善していくことが可能です。
その理論を必要とする子ども、成人が日本中にあふれています。
私は、思考錯誤でそれらの良いところだけを取り上げ臨床に応用しました。
世界の中には同じようなことを目指している学者はいますが、完全ではありません。
非抜歯矯正で主に子どもたちの顔貌の発育、健全な心身のコントロールを推し進めるうえで、丸山咬合理論が必要なのです。もちろん成人も対象です。子供の咬合からの健康が目的で、丸山先生の45年の臨床経験から生まれた咬合理論の考え方を矯正の中に取り入れることで、矯正治療を大きく変革させることが可能です。
今の矯正は美容整形で体全体のことを診ていないため、いろいろな問題が起きています。
顎位、咀嚼、咬合形態の生理学的考察、経験の情報が少なすぎるためです。
歯はセンサーで、ミクロの単位で体、脳に影響を及ぼし直立2足で立つ人類にとって大切な役割を果たしています。

そして、初診時に心身の不調を咬合から問診し、改善することを目指すことが可能になりました。
それで、矯正から、腰痛、頭痛、鬱まで改善可能なのです。
現代の医学は対症療法で薬でしか対処できない問題に原因治療として対処可能です。

特に、心の問題は現代の脳科学で説明しようとすると、難しくまた、心は説明されること、数値化されることを拒む無意識の世界でもあります。
咬合から入ると、心の世界は比較的簡単に理解でき、全部に共通する傾向が存在します。
それで、初診時から心身の問題を咬合から説明し改善することを治療の中に組み入れました。
特に、咬合は子供の心身の育成に大きく影響します。
また、若い人が積極的に海外で活躍するために是非必要な技術です。
理想的な咬合の持ち主は、人間的にも一回り大きく成長します。
これは、脳科学からも証明されています。
日本の未来を考えると、今提言しないと手遅れになります。
医療自体も大きく変革出来ます。
今の医療は、腰痛一つ治せません。
本当の原因はもっと身近にあります。
それは顎のズレを起こす咬合異常です。
もっと突き詰めると、直立2足で人類がたちあがったこと。
さらに、突き詰めると社会のストレスが原因で、咬合に自由性がないと無意識にかみしめ
メカニカルストレスが脳に直接影響し、こころの問題、腰痛などの問題を引き起こしているのです。
子供たちの歯を抜く前に、非抜歯の真の意義を考えてほしいと思います。
日本の未来のためにも大切なことです。決して難しくないのです。

混合歯列期の子供達の咬合をよく観察すると、問題が全くない歯列弓はほとんどないと言ってよいくらいである。この時期に歯列に対して積極的に治療を行うと、正しい永久歯列を形成させることが容易になる。
歯性を要因とする不正咬合は、それを放置することによって不正咬合の複雑化、機能的な異常の誘導などにより、骨格性の形態異常にまで発展する可能性がある。しかし、骨格性の不調和も成長発育により改善が期待できることから、できるかぎり早期にその不正状態を取り除く必要がある。
不正な形態は不正な機能的構造を形成してしまう。永久歯列になるまで様子を見て待つことは、異常が顕著に出現し、病勢が進行するのを待っているようなものである。
この時期の抑制的、促進的な治療は一次治療と呼ばれている。一次治療は、二次治療(本格治療)へのスムーズな移行のためと考えられている。
しかし、その一次治療ではorthotropics自然成長誘導法によって将来的な永久歯の萌出スペースを予測し、そのスペースを充分に確保しながら、上下顎関係、歯列弓の形態を改善し、不良習慣をも除去して、形態的機能的調和、良好な相対的位置関係、正しい顎位の獲得を目指すべきである。
歯の自然の萌出力、咬合力をうまく利用しながらディスクレパンシィーを改善し、順次、歯を配列していくことは、一旦できあがった永久歯列を再構築するよりも治療の効率化、簡略化、及び治療期間の短縮をも期待できる。
その結果、一次治療だけで治癒する二次治療に相当するものが不要の症例も多く、その他のケースは上下歯列弓の近遠心的な不正咬合を持たないディスクレパンシィーの改善された比較的難易度の低い一級の不正咬合に導くことができる。
この一級の不正咬合もorthotropicsの理論に基づいて治療すれば、非抜歯治療への移行は容易である。
平成15年 12月 オーソトロピクス研究会にて発表

基本情報

戸栗歯科医院
院長戸栗 和慶

185-0011
東京都国分寺市本多2-14-28

042-325-6682

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診療科目
一般歯科、矯正歯科
休診日
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アクセス方法
最寄駅 国分駅

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