近年、病院内における院内感染が問題となっております。 院内感染とは治療にいらした患者様がかかっている感染性の病気が、院内で他の患者様やスタッフに感染してしまうことです。 感染性の病気とはB型やC型のウイルス性肝炎やエイズなども含まれます。
吉川歯科医院では患者様の安全を考え、院内感染予防に努めております。 現在、吉川歯科医院で実践されている院内感染予防対策です。
医院に入ると玄関左に、皆様をスリッパ殺菌ディスペンサーが出迎えてくれます。
その上部にあるボタンを押して、殺菌済みのスリッパをご利用ください。
公共施設などでスリッパをはくときに不潔だなと感じた経験は誰にでもあるはずです。 病院などではスリッパが院内感染の原因となる菌をばらまき、感染源となっていることが問題視されています。
吉川歯科医院はスリッパ殺菌ディスペンサーを設置し、紫外線を照射してスリッパに付着している菌を殺菌しているので、 常時、皆様が清潔なスリッパをご利用になれます。
患者様のお口の中に入るもので可能なものはディスポ製品(患者様ごとの使い捨て)を使用しており、 使い捨ての不可能なものは最新、最適、最良の方法で殺菌や滅菌処理を行っております。
吉川歯科医院では通常の高圧蒸気滅菌器や超音波洗浄器、中性機能水、ドイツKaVo社のシステムなどを導入し、 患者様ごとに滅菌された清潔で安全な器具を用いています。
【クアトロケアー】
タービンやハンドピースという歯を削る機械の内部を洗浄します。唾液や血液、削りカスのない状態にします。
【ステリマスター】
歯を削る機械や小器具、歯石をとる超音波スケーラーなどの内部まで滅菌できる急速高圧蒸気滅菌装置です。 わずか7分で高圧蒸気滅菌が完了します。
残念なことですが歯を削る機械は精密で高価な器具のため消毒綿で拭くのみで、 患者様ごとに滅菌している歯科医院はまだまだ少ないのが現状です。
左の写真の装置は東工大で研究、開発された中性機能水生成装置です。
中性機能水は中性電解水、電解殺菌水とも呼ばれますが、pHは中性領域（微弱酸性 pH6.4前後）にあり、 電気分解により生成され、殺菌その他の機能を持ちます。
水道法の基準を満たす安全な水でありながら、十分な残留塩素濃度を保ちつつ、残留塩素を構成する塩素化合物のうち、 殺菌力の強いHClOが高い濃度に保たれているため、ほとんどの細菌、ウィルスを10～30秒以内に殺菌、不活化することが可能となります。
吉川歯科医院では患者さんの口腔内に入る器具類はすべて、中性機能水とオートクレーブ処理により滅菌、消毒されています。
オートクレーブ（英: autoclave）とは、内部を高圧で加圧、加熱することが可能な耐圧性の装置や容器、 あるいはその装置を用いて行う滅菌処理のことです。
吉川歯科医院のスタッフは院内感染防止の為に努力を怠りません。
