“歯がグラグラする”、“歯肉から出血する”、“噛むことができない”などの症状。
歯周病はあまり痛みを伴わずに進行するため、歯科医院を訪れた時には病状が悪化しているということも少なくありません。
歯周病は「細菌感染」と「不適当な噛み合わせ」によるものでありますが、高血圧や癌・糖尿病などと同じく、遺伝的な素因と喫煙や肥満及び妊娠や思春期のホルモンの変化など環境的な素因と大きく関わって進行してしまうのです。
歯周病は治療することよりもよく原因を理解し、未然にコントロールすることによって予防することが大切なのです。
歯周ポケットは、0.5~2mm です。
歯肉に炎症が起きています。
プラークもたまってきました。
歯肉に炎症が起きています。
プラークもたまってきました。
歯周ポケットの深さは4~5mm。
炎症もひどくなってきているので、
麻酔をしての歯石除去が必要になります。
歯肉の炎症がひどい為、歯がぐらぐらしてきます。
症状が重いところは歯周外科手術が必要になります。
歯のぐらつきもひどく、歯肉は赤紫色、
場合によっては出血します。
歯周外科手術、再生療法、抜歯となる場合もあります。
1.応急処置
痛み、歯肉が腫れる、被せ物が外れる等がある場合に行います。 切開、排膿、かみ合わせの調整、投薬等、症状にあった応急処置を行います。
2.検査
レントゲン、歯周ポケットの測定、かみ合わせ等の検査を行い、症状にあった治療を計画します。
3.プラーク・コントロール
歯周病の原因となるプラーク(歯石になるの前の菌)を取り除きます。
4.スケーリング
歯石をとります。歯茎の奥に付着してしまった場合は、麻酔を使用することがあります。
5.その他、状態にあった治療 虫歯の治療、咬み合わせの調整、不良な被せものの除去等を行います。
6.再評価
上記治療後に一定時間置き、歯肉の治療効果を再度検査します。
結果が良好であれば、歯周病治療は終了です。 結果が思わしくない場合、必要に応じて歯周外科手術を行います。
7.歯周外科手術
切開し、今までの治療で取れなかった奥に付着しているプラークや歯石、炎症をおこしている組織を取り除きます。
8.定期検査
歯周病の治療が終了しても、日頃きちんと予防されていないと再発してしまいますので定期的検査をお勧めします。 歯周病の周期を計算すると、3ヶ月ごとに検査するのが最も適していると言われています。