受付カウンターです。当院の予約はコンピューターで管理されています。受付は2名で担当しています。
待合室には、医療情報や当院からのお知らせなどの情報を提供する掲示板、治療終了者のスマイル写真が掲示されている「スマイル・ボード」があります。宿題ができる勉強机もあります。
待合室の空気清浄機は、診療終了後、機能を切り替えて、診療室や待合室のオゾンによる脱臭、殺菌に使っています。
治療までの待ち時間、付き添いの方の待ち時間を、少しでも快適にリラックスして過ごして頂けるよう、雑誌、飲み物、ビデオ映像を提供しています。アットホームな雰囲気でお過ごしください。
殺菌されたスリッパに履き替えていただき、この通路を通って診療室に入ります。通路の右側には「相談室」という個室があります。
初診相談、治療計画説明、筋機能療法(MFT)の練習などで使う個室です。初診相談や診断説明の時には、トリートメント・コーディネーターが説明のお手伝いをいたします。
診療ユニットは5台あります。手前から1番、2番と番号が表示されています。3,4,5番ユニットの間にはパーテーションが設置され、個室感覚になっています。
診療室に入ったすぐ右には、歯磨き練習コーナーがあります。鏡を見ながら歯磨き練習や装置の装着練習をする場所です。その右隣に、写真撮影コーナーがあります。撮影中はカーテンで周囲の視線は遮るようになっています。
当院のレントゲン装置は、被曝量の少ないデジタル式です(フィルム式に比べ被曝量は最大1/10に低減)。矯正歯科の診断には欠かせないセファログラム(頭部X線規格写真)を撮る装置、顎の中にあるすべての歯を写すパノラマX線写真を撮る装置、それらに加えて歯科用CTも設置しています。
CTは、口腔領域の三次元的な状況の把握に大きな力を発揮します。具体的には以下のような場合です。
①埋伏歯(歯肉内に埋まっている親知らずや犬歯)と周囲の歯や神経管との位置関係
②歯の周りの骨の状況、骨の厚さ(特に歯の内側と外側の状態は、今までのX線写真では重なってしまうので診断が困難)
③顎の骨の形(顎変形症など左右非対称な場合)
歯科用CT被曝量は0.06mSvと、パノラマX線写真の約2倍ですが、上記の有効性が発揮できる場合には活用した方が良いと考えています。
いろいろな矯正装置を作製している場所です。
当診療所では器具の材質に応じて以下の方法を使い分け、消毒滅菌を行っています。診療に使う器具はすべて予め消毒滅菌されたものです。専任のスタッフがこの業務を担当しています。
また、汚染が広がらないよう診療スタッフは手洗いを十分行っていますし、診療器械の取り扱いにも注意していますので、安心して治療を受けていただけます。
感染性の汚れ(主に血液)が付いた器具や、歯肉や粘膜の内部に入る可能性のある器具は、この器械で滅菌処理します。ピンセット、スケーラー、探針など金属製品が対象です。
感染性の汚れが付いた器具で、オートクレーブに入れられないプラスチック製品や、高温にすると切れが悪くなる刃物(ニッパ類、切削器具)が対象です。歯型を取った印象材(ゼリーが固まったもの)もこの薬液に漬けてから石膏を流し込んでいます。
消毒レベルで十分な場合に使う薬液です。感染性の汚れ(主に血液)の付着がなく、歯肉や粘膜の内部に入る可能性のない器具(たとえ矯正用プライヤー(ペンチ類)、写真撮影用ミラー)は、この液で処理します。感染性の汚れが付いた器具の一次消毒や、口の中に入っていた矯正器具を削る前の消毒などにも使います。また、傷口の消毒や止血にも有効です。
歯を削った時の削りかすや唾液、血液などの汚染物質の飛散を最小限にするため、口のすぐ外でそれらを吸引する装置です。口の中で吸引するバキュームと併用することで効果を上げています。