
私は日常、保険の一般診療も行っております。一般診療というのは、普通の歯科医が手がけている診療のことです。日本矯正歯科学会認定医でありながら、私のように一般診療もしている矯正歯科医師は、全国的にも少ないはずです。
幼児の虫歯の治療から、親知らずの抜歯、お年寄りの総入れ歯まで何でもこなします。私が持っている、一般診療の豊富な経験から得られた歯科臨床の感覚は、一般診療が不得手な矯正専門医には無いものであると自負しております。
当院へは、日時を約束しての来院をお願いしております。丁寧な診療をするためにと、十分なコミュニケーションを取るために、一般診療でも矯正治療でも1人の患者さんに通常40分の時間を用意してお待ちしております。同じ時間に複数の患者さんと約束はしませんので、待合室で大勢の人と顔を合わせることもなく、待ち時間もほとんどありません。その代わり、アポイントは守っていただいております。
矯正治療では、人為的に歯を動かしていきます。歯を動かすのは、比較的容易にできます。しかし、動かした後、歯をその場所に留めておくことは非常に難しいことです。
なぜそうなのでしょうか?それは、人の歯は人為的な力を掛けなくても、生理的に死ぬまで動き続けるからです。歯はいつでも自分に居心地の良い場所を探し求めているのです。
動くと言っても、数年間に数mmのレベルで傾いたり捻れたりするだけなのですが、歯周病の人では短期間に1cm以上動くこともあります。
理屈はどうあれ、何年もかかって矯正したのに、数年後にまた歯並びがガタガタでは、本当にがっかりです。矯正治療が終わってから、歯が動かないようにするための治療を、保定治療と言いますが、当院では、この保定治療に重きを置いております。
万が一、保定がうまくいかず、歯並びに満足がいかなくなったら、いつでも矯正治療を再開いたします。その場合、まとまった金額を請求いたしません。そういった意味で、患者さんとは一生のお付き合いをしなくてはと心得ております。(もちろん、私が健康で当院が開業している限りにおいてですが…)