既に他の歯科医院を受診している患者様にお願い
コンビニよりも多い歯科医院と揶揄され、患者様が歯科医院を選ぶ時代になった今日、歯科医院の転院をめぐるトラブルが増えています。
よく、転院先の歯科医院に前の歯科医からクレームがくることがあります。また、前の歯科医が行った治療が原因となり、転院先の歯科医院が引き継いで行った治療にトラブルが起きることもあります。そのような場合、スムーズに転院し、その後の治療をすることができなくなります。
そこで、他の歯科医院で治療を受けた患者様で、岡永歯科でその後の治療を希望される方、セカンド・オピニオンを希望される方にお願いがあります。
<トラブルが多発する理由>
1)患者様サイドの問題
患者様の権利意識が高まり、物言う患者様が増えたこと。
2)歯科医院サイドの問題
過当競争、不景気などにより、歯科医院間の患者様の争奪戦が激化したこと。
このような背景もあり、多くの歯科医師が神経質になっています。そのため、少しのことでもトラブルに発展することがあります。起こさなくても良いトラブルは、できるだけ避けたいものです。
前の歯科医院の治療後、続きの治療を希望される患者様へ
前の歯科医院から岡永歯科に転院を希望される理由は、いろいろあるかと思います。
①引っ越しなど地理的要因により、前の歯科医院に通えなくなった。
②診療時間、休診日などの関係で、前の歯科医院に通えなくなった。
③診療内容などに不信感を抱き、前の歯科医院に通いたくない。
いずれにせよ、転院する際には、前の歯科医院で担当医に相談して、紹介してもらうのが原則です。可能ならば、紹介状をもらい、申し送りをしてもらうと良いでしょう。その方が、治療の引き継ぎがスムーズにいき、患者様にもメリットがあると思います。
しかし、前の担当医との間でトラブルになっているような場合、相談できないケースもあるかと思います。後の治療を引き継ぐ立場としては、前の担当医とトラブルを起こしたくありません。患者様には、大人の対応として、前の担当医を責めるのではなく、引き続き行なわれる治療を前向きに考えることをお願いします(なお、その場合、「どこまで治療が終了しているか」は患者様の自己申告となりますので、注意が必要です)。
※ 岡永歯科の責任
岡永歯科は、前の歯科医から引き継いで行った治療に対して責任を負っています。それ以前の治療に関しては、前の歯科医の責任です。
● 前の歯科医院と連携した治療を希望される患者様へ
前の歯科医院と岡永歯科とが協力して連携した治療することを希望される患者様も、少なくありません。
①他の歯科医院で歯科治療を受けているけれども、岡永歯科が行なっている専門的な治療も受けたい。
②岡永歯科で歯科治療を受けているが、口腔外科など専門医の治療も受けたい。
その他に、岡永歯科の場合、医科の医療機関と連携した治療を希望される患者様もいます。
①岡永歯科で治療を受けているが、心療内科など専門医の治療も受けたい。
いずれにせよ、岡永歯科では、原則として担当医に紹介状を書きます。患者様は、それを持って担当医のところへ行き、よく相談してみてください。岡永歯科だけでできることではありませんので・・・。
● セカンド・オピニオンを希望される患者様へ
他の歯科医院が行なった治療に関するセカンド・オピニオンを求められることが、増えてきました。岡永歯科では、原則として、セカンド・オピニオンを求められれば、それに応じています。
ただし、前の担当医とトラブルを起こしたくありません。前の歯科医院で担当医と相談してから来院してください(その際、レントゲン写真や歯型模型の貸し出しを受け、持参することをお勧めします)。担当医と相談できない場合には、セカンド・オピニオンに応じてくれた医療機関名、歯科医師名を言わないのがルールです。