皆さんは、学校や職場、そして歯医者さんでの検診でどんな器具を使ってムシバかどうか診ているかわかりますか?? 学校や職場、そしてもちろん歯医者さんでの検診の時、今までは、探針といって先がとがった針みたいいなもので、ムシバになっていそうな所に探針をさし、ムシバかどうかを判断していました。その場合、ほとんどがムシバの進行が進んでおり、ムシバの所を削ってつめるという処置になっていました。ですが、最近は昔ほど「削ってつめるだけ。」の治療だけでは、なくなってきているのです。ムシバになる前、つまり、ムシバになりかけの、初期に発見し予防的処置を行い、患者さんの自己管理のアドバイスをして、発生そのものや進行を抑制する診断・治療がすすめられています。その傾向にあたって、最近、レーザーの光によって、ごく小さなムシバの発見とそのムシバの大きさまで、わかるようになったのです。
新しくバージョンアップして、コードレスになりました(僕の論文で、この装置を紹介しています。)
健康な歯質を保つことができる。
微少な歯質の変化がわかる。
上の様に、中でムシバが進行しているムシバの発見が出来るのです。
レーザーが出る器具の先を歯面にあてます。
左の方(PEAK)の数値によって判断していきます。
数値が10以下の場合
ムシバではないので大丈夫。
数値が10以下の場合
経過観察していきます。
数値が10~30の場合
次回の定期検診での数値の増減によって考える。
数値が30以上の場合
もう一度視診・触診・レントゲン(場合により)で確認の上、削ります。
当院では、主に小児の検診に使用しています。
みなさんは、お口の中に食べかすが残っていることはありませか?食べかすなどが残っていると歯垢(プラ-ク)が作られて、その細菌が表面にすみつくようになりそこに甘いもの(糖分)などがくると、細菌により酸が作られます。
このことが、何回も繰り返されてしまうと酸が歯の表面を溶かしてしまいムシバになるのです。そこで登場したのが、フッ素入りハミガキ剤を使った二度磨き方法です。