私は、昭和61年に神奈川歯科大学を卒業し、当院を平成元年8月に開院いたしました。 私の祖父、父ともに歯科とは異なる職業で、思えば新しい世界を築く勢いでここまでまいりました。
開業当初は、若輩だったこともあり、診療をしながらの日々勉強の毎日でした。 技術面での不安も抱えながら患者さんと対面する場面もあったことが思い出されます。 常に、私は歯科医師である前に一人の人間であることを念頭において臨床に携わってまいりました。 おかげ様で今までに来院された患者さんは13,000人を超えることとなりました。 今まで休むことなく、日々診療をしてこられましたのも、遠方近隣を問わず来院して下さり、 歯の健康と美しい笑顔をとり戻し、うれしそうに帰宅される皆様の支えがあったからこそ、とお礼の言葉を申し上げます。
当院は、若い歯科医師の研修機関として、厚生労働省指定を受けています。 次代を担う歯科医師育成の場でもありますので、時間的な面、治療的な面、予約の取り扱い等 ご迷惑をおかけすることもあるかもしれません。 しかし、診療の質と技術向上のため毎晩診療後にミーティングを行っています。 内容は、
・カルテのチェック
・診療方針と実際に現在行っている治療の確認
・患者さんとの意思疎通の状態把握
です。
ミーティングの第1の目的は、やはり患者さんの主訴・希望と私たち治療行為を行う側の専門的な見解が、 それぞれ一方通行でなく、互いに伝わり笑顔で患者さんがお帰りになることにあります。
これからもスタッフ一同日々研鑽してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
て、私の歯科医人生ですが、大学を卒業して勤務しながら東京銀座で開業していた河邊清治先生にお世話になり 毎週金曜日には研修に行き、義歯（入れ歯）の技術を磨いてきました。
今でもその後継者が集まる会（河邊臨床教室：会長酒井勝衛先生）に参加しておりますが、 臨床での治療のポイントや入れ歯を作製する技工を一通り研修できました。 現在いっしょに働いてる技工士の石森君も河邊先生や技工士の戸田先生から義歯作製のノウハウを習得しております。 その頃から保険診療にない特別な診療を見て、患者さんの満足する笑顔も見て驚きました。
そして、入れ歯とは別の学問であるインプラント治療にも興味があり、（河邊先生には秘密で！） 毎週日曜日には横浜の瀬谷区で開業している津末ウテナ先生のインプラントOPEを毎週のように見学にいき、 インプラントの有効性や将来性も感じ、学会や研究会へ積極的に参加してきました。 遊ぶ暇がないくらいの勤務医時代だったように思います。 しかし、自分で開業後も収益が出た分、日曜日や休みの日にはより高度な技術を磨くために色々なコースを経験いたしました。
その中でも、横浜で開催してます藤本研修会（藤本順平先生主宰）では歯を作製する補綴という分野や弘岡秀明先生による 歯周病のコースや外国からのインプラント学を研修してきました。 そこでは、歯科医療に対するエビデンス（客観的考え）がなくては、単なる職人だということに気づき、 自分の医院でのエビデンスデータを作ることを目標として、インプラントなどの治療に対してのデータを 東京歯科大学の吉成正雄先生や奥田克爾先生のもとで研究もして、臨床と基礎の癒合した治療を志しました。
しかし、これでまた、忙しいことになりましたが、患者さんや研修医にもはっきりと臨床においての質問に対して応答できるようになったと思います。 そして、地元や東京で臨床の勉強会を開催して、若い先生といっしょに研修している所存です。
患者さんの口腔内を健康な状態にするため、そして、すてきな微笑を導くために、日々、 基本に忠実な最先端歯科技術をトレーニングしています。 それには、国の社会保険制度ではできない治療が数多くなってきてます。 個人としてご自分のお体を守る時代が来たのかもしれません。 そうする上でも医院の方針や治療方法をよく見極め、健康な歯により、総合的な体の健康を向上させるようにしましょう。 私の医院では素晴らしい歯を実現させる上で、あなたの良きパートナーになれるよう努めています。
