当医院では基本的にすべての治療を保険で行ってます。虫歯、歯周病、あと歯の抜けたところの欠損補綴(いわゆるかぶせや入れ歯)等も保険診療で可能です。ただし、補綴をする際、抜けている本数が多い場合や、また人により支台歯(土台になる歯)の骨の状態が悪くブリッジ(固定式の連結したかぶせ)が出来ず、義歯(取り外しの入れ歯)になる場合がございます。支台歯の状態はレントゲンの検査でわかりますので、撮影後、診断をし、相談の上治療方針を決定いたします。
また最初から保険の利かない診療もございます。インプラント、ホワイトニング、金のかぶせ、前歯のセラミックのかぶせ等は自費になります。もちろんご希望により治療は行いますので、事前に料金等ご相談ください。
「予防歯科医療」ってご存じですか?聞き慣れない言葉です。それは「歯が悪くならないようにする歯科医療」のことです。歯が悪くなると歯を削ってつめたり、神経を抜いてかぶせたり、歯を抜いて入れ歯を入れるという治療が行われます。これは治療というより「後始末」といえるものではないでしょうか。すなわち、このような後始末をしないですむようにする事が「予防歯科医療」です。みなさんは歯を削ったり抜いたりするのはいやじゃないですか?たぶん誰も好きな人はいないと思います。しかし現状は痛くなってから歯医者さんに通われてるのではないでしょうか。痛くなってからではもう手遅れなんです、後始末の治療が待ってます。そうならないように日頃から歯の健康に注意し、定期的な健診と口腔衛生指導を受けることにより治療」から「予防」へと考え方を変えることが大事です。欧米では20年くらい前からこのような医療が確立されています。しかしかし日本ではまだ予防歯科医療に背を向けたままで、
後始末に終始しているのが現状です。これは、歯科医師や現行の医療保険制度などの問題が山積みされております。患者さんの立場に立って予防という考え方をしっかり持ち、予防への移行を阻む歯科医療制度の改革、歯科医療に従事する歯科医師が熱意を持って、真剣に取り組んでいかなければならない時代になってきてます。歯科医院に来られる患者さん病気のほとんどが虫歯と歯周病です。この二つの病気は生活習慣病といわれるもので、日常生活の改善や考え方によって予防が可能な病気です。「予防歯科医療」をはじめて知ったかた、これを機に自分の健康は自分で守らなければならないと心に誓い、悪くなってから後始末の治療に歯科医院へ通うのではなく、半年からせめて1年に一度は健診を受け8020をめざして、自分の歯の健康チェックをしてみるよう心がけましょう。
厚生労働省と日本歯科医師会では8020運動というキャンペーンを展開している。「80歳になっても20本、自分の歯を保ちましょう」というこの働きかけは、一生自分の歯で楽しい食生活と健康な日常生活を目標に、子供のころからの正しいデンタルケアと青年期のセルフケアの重要性を打
ち出している。 20本という本数は、それだけあればまずほとんどの食事が出来るといわれてます。それ以上歯を失うと、義歯(入れ歯)を装着しなければならず、満足な食生活を送るには無理があると言われてます。特に歯を失う原因でもっとも多い歯周病は、生活習慣病といわれ、病気は”不規則な食生活”や”口腔内のケアの怠り”から始まります。少しの腫れや痛み、歯肉からの出血などは歯周病の始まりです。
おかしいなと思ったらはやめに専門家である歯科医師に相談してみることをお薦めします。食べたらすぐ磨くとう習慣も必要ですが、正しいブラッシング方法を身につけ、歯ブラシだけでは完全に磨けない部分を歯間ブラシやデンタルフロスといった補助的な歯ブラシを使うことによりプラークを完全に除去しなければなりません。毎日の手入れも必要ですが、歯ブラシで100%プラークを除去する事は非常に困難です。口腔衛生指導などを行っている歯科衛生士のいる歯科医院に、定期的に通う習慣をつけ、健康な歯と歯ぐきの状態を保つように心がけましょう。