
当院では治療の前・術中・術後の画像をモニターで確認しながら歯の治療・説明を受けていただいています。これは患者様が現時点において最も「じぶんの口の中・歯が今どういう状態でどう治療してどう治ったのか?」という事を理解していただく最良の方法だと確信しています。
お話したり見学に来られたりした他医院の先生には「保険治療も全てこうしてるの?自費治療だけにすればいいのに。コスト大丈夫?」「ここまでしなくても患者さんの理解と信頼は得られるんじゃないの?もっと流行ってる歯科医院あるよ。」ということをいわれる事もあります。また治療後お渡しする写真等の資料についても「こんなのいらない」「捨ててもいいんですか?」「お金取るの?」と言われることもありますが私たちは続けていきます。
ある有名な脳神経外科医が雑誌の連載の中で「手術中の様子をビデオに撮り後で患者さんに見せている。それは患者さんの権利として当たり前であり、そういう機材があるにもかかわらず導入しないのはどうか?」とおっしゃっていました。本当にそう思います。
私たちが導入した10年前に比べ嘘のように導入コストは下がっていますからそれぞれの事情があるにせよ何らかの形で画像を提供する事が可能なはずなんですが、従来の歯科診療スタイルに慣れている先生からは「効率」を考えると導入に踏み切れない・あるいは導入してもほとんど活用していないと言う声を良く聞きますし、相変わらず私たちのところに来ていただいた患者さんのほとんどが初めて見たと驚かれるのが現状です。また、いらないと言われれば資料を無理にお渡しはしませんが、それらをお渡しする事により私たちが特別報酬を得ているわけではないのです。画像をお渡しするということの意味、それを持って他の歯科医院に行かれたとしても決して恥ずかしくない、患者さんの期待を裏切らないという意思の表れである事をご理解いただければと思います。
最近“院内感染”についてマスコミ等でよく取り上げられるようになってきました。院内感染(病気の治療を受けに行って、別の病気に感染してしまう)という事がなぜ起こるのか?
「歯医者で院内感染?」と、いまいちピンとこないかもしれませんが、歯科治療は「歯を削る」「歯を抜く」「歯肉を切って膿を出す」など基本的に外科的治療が中心ですから他の医科治療と同じかそれ以上に感染対策をしなければなりません。 治療に使う器具・器械には必ずその患者さんの唾液・血液が付着します。また、歯科特有で、かつもっとも日常的に行われる治療、「むし歯を削る」「歯石を取る」ためにエアタービン・超音波スケーラー等といった器械を使いますが、治療によって生じる削りカス・唾液・血液などが空気中に散乱し、それらに含まれる細菌・ウイルスなどはそのまま空気中を浮遊する事になります。よってこの歯科特有の状況にこそ、十分対策を行う必要があります。たかやま歯科医院ではこれからもできる限りこの問題に取り組んでいきたいと考えています。
1.殺菌・消毒の徹底
1.殺菌・消毒の徹底
使用する器具・器械はすべて患者さんごとに滅菌・殺菌・消毒しています。治療に用いる器具は2台のオートクレーブ滅菌器を使い、迅速で確実な滅菌を心がけています。プラスチック・ゴム製品など、オートクレーブ滅菌器による高圧・高温滅菌に耐えられない器具やスタッフの手指の滅菌、患者さんの治療が終わるごとに診療チェアーの清掃のために酸化電位水を使用しています。
2.空気感染の防止
空気中に散乱・浮遊した唾液・血液・細菌・ウイルスなどは、口腔外バキューム・殺菌機能付空気清浄機を使い、空気感染を防止しています。
3.使い捨て
治療の際使用した器具・材料等は全て患者様ごとに引き上げ消毒・滅菌処理をしたものに取り替えます。
4.センサー式自動衛生手洗いシステムの導入
手指消毒は感染対策の基本です。流水下で消毒石鹸による手洗い、アルコール消毒剤による擦り込み消毒を常に実践しています。
またより感染防止の徹底のため、それらをセンサー式供給器を用いる事で器具に触れることなく行います。もちろんグローブは患者様ごとに交換しています。
5.クリーニングシステムの導入
診療チェアー内クリーニングシステムにより治療の際出てくる水は消毒・殺菌されています。飲んでも安心です。