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子供の歯のケガ①

歯が折れてしまったとき

前歯をぶつけて歯が折れてしまうことがあります。
こういう場合は、プラスチックの材料でつぎ足す ことができます。
折れた歯のかけらを接着材で つなぐこともできますが、子供の歯は、 歯や歯ぐきの成長がこれからも続きますから、 削ってかぶせる治療よりもこのような処置が できれば残っている根や歯を守る事ができます。

この場合、折れた歯のかけらを乾燥させないことが大切です。

歯がグラグラになったとき

くちびるや舌のケガは、よほど大きなケガで なければ、自然に治ります。
しかし、歯が グラグラしていたら要注意です。
早めに 歯科医院へ行くべきです。

X線写真(レントゲン)で、ケガの状態を調べた あと、歯を回復する処置をします。
通常、歯が ダメになることはありませんが、歯の中の 歯髄(神経や血管)が死んでいないか、根と歯ぐきをつなげる組織は順調か、定期的にX線写真で観察する必要があります。

歯が骨の中に押し込まれていたり、伸びだしている場合にもグラグラします。
これも元の位置に戻して固定します。
しかし、歯の周りの骨や歯髄の損傷が大きいので、より十分な経過の観察が必要となります。

歯の位置が横にズレてしまっている場合は、歯の周りの骨の損傷が大きいので、一般に経過はよくありません。
歯髄の処置や抜歯になることも少なくありません。

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