●安心安全の治療をご提案するために
歯科医療現場において、院内感染を防ぐための衛生管理は非常に重要な作業です。当院では、患者様に安心して治療をお受けいただくために、器具類の洗浄や滅菌を徹底的に行っております。
●当院の洗浄・滅菌体制について
歯科医療の現場は血液やだ液などに触れる機会が多く、感染症の経路になる可能性が非常に高い環境にあります。そのため、「いかに院内感染を防ぐか」が課題となっており、スタンダード・プリコーション(標準予防策)の実践が、国際的には常識となってきているところです。このスタンダード・プリコーションでは、使用する機材の洗浄・消毒・滅菌・保管の一連の流れをシステム化することにより感染経路をしっかり遮断でき、すべての患者様に安心安全な治療を行うことが可能になります。
なお、スタンダード・プリコーションを合理的に行ううえでは、洗浄・消毒、さらに滅菌の行程において、内側が空洞になっている構造の器材でも完全に近い滅菌ができる器材の使用がすすめられています。
当院では、この条件に適合する高圧蒸気滅菌装置・洗浄器(GETINGE:ゲティンゲ)を導入し、徹底した洗浄・滅菌を行っております。
治療に使用した器具は、器具除染用洗浄器(GETINGE 1345)にて洗浄を行います。
洗浄後、乾燥した器具を滅菌パックに入れ、滅菌作業の準備を行います。
準備された滅菌パック済みの器具を、高圧蒸気滅菌装置(GETINGE HS22)にて滅菌します。
●歯科用切削器具類の洗浄・注油・減菌について
当院では、高圧蒸気滅菌装置(DAC Universal)を導入し、切削器具においても滅菌処理を行っております。
ステップ1 使用した切削器具類(タービン・ハンドピース・コントラアングルなど)を高圧蒸気滅菌装置(DAC Universal)にセットします。この装置は、洗浄・注油・滅菌の工程を1台で行います。
自動的に作業が終了します。