不正のかみあわせや歯並びは、患者さんによってその種類と程度がさまざまです。 患者さんに適した治療法を検討し、装置を選択する必要があります。治療に先立って検査を行い、その結果に基づいて治療計画を立て、目標に沿って装置を選択 が最良です。治療に用いる装置もさまざまですが、治療の流れは開始年齢によって大きく次の二つに分けられます。
1. 永久歯の歯並びが完成する以前の成長期からスタートする場合
早期治療をへてマルチブラケット矯正治療へ移行する2期治療
2. 永久歯の歯並びが完成してからスタートする場合
マルチブラケット矯正治療
気になる点についてご相談ください。矯正治療の必要性、開始の時期、方法や期間、治療に用いる装置、費用などについて、患者さんのお顔とお口を診査して出来る範囲の説明をします。
矯正治療を開始するにあたって必要な検査(診査、レントゲン写真、歯並びの型取り、顔や口の写真、唾液のカリエスリスクテストなどを行ないます。
検査の結果に基づいてどのような問題点があるのか、それに対してどう対処すべきかを分析し、診断と治療方針、具体的に用いる装置について詳しくお答えします。
装置によっては準備の必要がない場合もあり、診断時に準備できる場合がほとんどです。矯正装置を装着するための準備と歯磨きの仕方の練習などをします。
装着する装置の種類によっては数回に分けて装着場合もあります。装置がついたらいよいよ治療の開始です。これ以後は定期的に通院していただきます。