妊娠すると、エストロゲンという女性ホルモンの増加や、内分泌の変調により歯ぐきが赤くなったり、時には出血し、歯周病になりやすくなります。
歯周病は陣痛を起こすプロスタグランジン産生を促進させるため、早産の可能性を増加させます。また妊娠するとお口の中が粘っこくなり、つわりなどで食事の回数も増えてきます。その結果、むし歯になるリスクが増加します。
・ 乳歯は胎生期7週目から歯の形成が始まります。乳幼児の健康な口腔にはマイナス一歳からの、母親の口腔管理を含む生活習慣の指導が必要になります。
・ 当院ではマタニティ歯科検診を積極的に行っています。また、女性特有の体の変化について、歯科医師に相談しづらいことが出てくるかもしれません。ご希望により女性スタッフが対応いたします。
対 象 | 歯科健診希望で来院した妊婦さん ・歯科健診時に、歯科疾患が見つかった際には、保険診療へ移行します。 ・歯科疾患のない、継続的なクリーニングを中心とした管理は自費となります。 |
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料 金 | 初回:歯科健診・定期診査 3,150円 2回目以降:歯科疾患予防指導・予防処置(1回)5,250円 ※原則として保険診療と自費診療は同時には受けられません。 |
【治療時期について】
一般的には安定期(16週~)に歯科治療をおこないますが、その他の時期でも母体の状態や治療内容によっては可能です。リスクが高いと判断される場合は、産科医との連携のもと必要な処置をおこないます。