虫歯を治したら2度と虫歯にならないと思っている人が残念ながらまだ多く、虫歯を治したらあまり歯磨きをしなくてもよいと思っている人が多いようです。また、治している歯医者も自分が治した歯は二度と虫歯にならない、取れないと思っている傾向があります。
そんなことはありません。歯磨きがうまくできていなければ、どんなに良い材料でどんなによい技術でもまた虫歯になります。私は一度治療した虫歯の歯を長く使ってもらいたいので、時間をかけてしっかり治したいと思っています。もちろん見栄えも大切ですが、大切な事は虫歯になりにくい素材で、しっかり治すということです。
また、当院で治してもまた虫歯になることはあり、再治療が必要になることもあるため、再治療のことも考慮に入れて詰め物や被せものなどの形体にも気をつけています。
治したら終わりでなく、そこが虫歯、歯周病にしないためのスタートだと思っています。まずは、しっかりと口の中を治すことからはじめましょう。
●プロフィール
【経歴】
1980年:愛知学院大学歯学部入学
1986年:愛知学院大学歯学部卒業
1986年:愛知学院大学歯学部歯学研究科入学
1990年:愛知学院大学歯学部歯学研究科卒業
1990年:愛知学院大学歯学部第2口腔外科講座非常勤助手
1990年:名古屋第一赤十字病院歯科口腔外科勤務
1993年:東京女子医科大学歯科口腔外科学講座非常勤助手
1995年:聖路加国際病院歯科口腔外科勤務
1998年:東京女子医学大学歯科口腔外科学講座非常勤講師
2005年:聖路加国際病院退職、酒向歯科口腔外科クリニック開業
【主な資格】
歯学博士
口腔外科専門医認定
歯科医師臨床研修指導医
東京女子医科大学歯科口腔外科学講座非常勤講師
聖路加国際病院歯科口腔外科非常勤嘱託