当院の理念は、「患者さんが一生歯で困らない生活を送れるように、医療人として本物にこだわり、そして患者さんに対して正直であり続ける。」ことです。
私たちは「生涯歯で困らないために」、患者さんの状況に応じて、ベストな治療を考え、お伝えすることを使命であると考えております。そのために、医学の広い分野に渡って総合的に知識・技術の研鑽を深めることを心がけております。
医師の得意分野だけで治療が決定されることのないよう、選択肢を多く持ち、また、他科・他院との連携を図り、患者さんにとって最良の治療をご提供いたします。
患者さんによっては、「高くても・・安い方が・・」「早くてもきちんと、丁寧」のような要望の違いがあるでしょう。しかし、医療は治療費や時間の短縮で治療法が選ばれたりするものではありません。定期的な管理を長期的に続けることによって、治療そのものの負担を減らすことが可能です。一時しのぎの方法を繰り返し行うことは、結果として歯を失うことになってしまいます。
誰もが「病気になりたくない」と願うように、目標管理が必要です。いつ、その治療を行えば良いか、時間とコストはどのくらい掛かると予想できるのかをご説明いたします。
限度を超えた病態にも関わらず、「歯を抜かないことが良い歯医者の条件」などと言って、放置することがよく行われています。それはからだにとって重大な障害を及ぼすこともあり得ます。たとえ言い難いことであっても、正直に告知しなければ、専門家としての役目を果たすことはできません。
医師として本音で患者さんと接する、そういう姿勢であり続けたいです。
私は音楽や車が好きで、将来はミュージシャンか車のエンジニアになりたいと思っていました。家庭も医療関係とは無縁でしたので、まさか歯科医になるとは思ってもいませんでした。
そんな私が歯科医になったのは、もしかしたら、祖父の影響かもしれません。ドイツ語教授だった祖父は、大学で医学用語も教えていました。私がまだ幼かった頃、祖父から「医者や歯科医は人に貢献できる良い仕事だから、お前もなったらどうだ?」と言われたことがあります。きっと、その言葉が心のどこかに残っていたのでしょう。
当時、何も知らなかった私は、「音楽の道には才能が必要だけど、歯科医には才能は関係ない。大学できちんと勉強すれば、誰でも歯科医になれる。」と、そう考え、歯科医の道に進みました。今思うと、なんて甘い考え方をしていたんだろうって思います(笑)
勤務医になりたての頃、勤務先の院長から叱責を受けたことがあります。
歯科医の仕事にあまり面白みを感じていなかったときでした。
「歯医者の仕事は、削って詰めるだけで面白くありません。」と、院長に言ったのです。
院長は、厳しい口調で私に一言。
「歯科医は患者さんに貢献できる仕事だ。その人の人生さえも変えてしまえる程の大切な仕事だ!」
私はこの言葉のお陰で自分の甘さに気付き、目が醒めました。そもそも歯科医は自分で選んだ職業。それにも関わらず、仕事の意義さえもわからずに「なんて視野が狭かったんだろう。」と、初めて気づかされました。
歯科医の仕事で完璧を求めるようになったのは、この件があってからです。
私の性格は一部の完璧主義です。歯科治療(仕事)においては徹底して完璧主義を貫きますが、それ以外のこと......趣味においては完璧を目指しません。趣味で完璧主義を目指そうとしますと、仕事への熱意や貪欲が失われてしまうと思うからです。
どんなことでもそうですが、バランスが大切です。仕事と趣味のバランスをうまく取り合うことによって、生活が充実してきます。
歯科医の世界は、日進月歩で最新治療技術が登場しております。良い治療をするためには、常に新しい知識や技術を身に付け、それを洗練していくための訓練が必要です。自身の能力を高めていくためにも、日々、研鑽を重ねていく。こうした姿勢が患者さんに伝わり、喜んでいただければ励みにもなります。
仕事を離れて音楽や車(レース)やスキーを楽しめることも、こうした一部の完璧主義があるからこそだと思っております。
院長 朝日 啓司
日本歯科審美学会
日本接着歯学会
顎咬合学会認定医
日本口腔インプラント学会認定医
日本成人矯正歯科学会
Straumann Implant University of Berne(Switzerland)
(指定インプラント認定医)
International Congress of Oral Implantologist Dipromate
(インプラント専門医国際会議認定指導医)
デンタルコンセプト21会員
Speed 矯正研究会
日本顕微鏡歯科学会
日本歯科医療開発研究会(N.D.D.S)会長
日本口腔インプラント学会認定専門医 2006年取得
1978年 | 日本大学歯学部入学 |
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1983年 | 同卒業 東京都渋谷区「山田歯科センタークリニック」勤務 |
1984年 | 大津晴弘先生に歯内療法OPEAN Carrier Methodを学ぶ 岡本浩先生にスウェーデン歯周病治療学 |
1985~1987年 | L.D.Panky フィロソフィー Holistic Dentistry(全人間的歯科医療) 川村康雄先生(日本)、David Hoffman(アメリカ)、 Peter Grazebruck(イギリス)に師事 |
1987年 | 朝日歯科クリニック開設 |
1987年 | インプラント 中村社綱先生 |
1990年 | P.Dowson, Ranjford, M.M.Asch, R.Janckelson, 山下敦らに咬合学を学ぶ 特に「コンピューター顎運動解析装置」に興味 |
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1991年 | レーザー歯科 松本 光吉先生 |
1991年 | 接着歯科学について眞坂信夫先生 |
1993年 | 片山恒夫先生に師事し歯周病学 |
1994年 | 矯正歯科 小谷田仁先生、熊谷崇先生から予防歯科学 |
1995~1996年 | ブローネマルク・インプラント・システムを古賀剛人先生 |
1996年 | スウェーデン・イエテボリ大学研修 Lars G.Petersson(Halmstad Sweden)に予防管理学 Dowen Birkhed 先生(University of Gothenburg)にカリオロジー(齲蝕学) |
1998年 | フランス・マルセイユ大学、接着歯科学会 |
1999年 | スイス・ベルン大学 Education Program 過程終了 |
2000年 | シドニーにてInternational Congress of Oral Implantologists Diplomate (インプラント専門医国際会議 指導医)を授与される |
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2002年 | 日本歯科医療開発研究会 「ニュー・グリーン・エイジのための歯科医療」研究会 眞坂信夫先生らと企画 |
2004年 | スイス・ベルン大学 インプラントコース終了 飯島俊一先生によるインプラント研修コース ASAHI Dental Office PRIMECを開設 |
2005~2006年 | JIADS Perio Cource |
2006年 | Zurich University implant surgery and prothodontics Cource |
2007年 | Dr. Frank Renouard (Paris) |
2008~2009 | Dr.Sang-Choon CHO (New York University) Advanced Implant Cource |