虫歯について
・虫歯になる原因
虫歯とは、細菌の出す酸によって歯が溶かされてしまう病気です。「細菌」が主な原因とされていますが、その他「基質」「宿主」の3つの要因すべてが存在するとき、虫歯になります。
口の中には300～400種の「細菌」が棲息していると言われており、その中のミュータンス菌やラクトバチルス菌などが虫歯の原因とされます。「基質」とは、口の中の食べかす（砂糖や炭水化物）を指し、「宿主」は、歯質・歯列・唾液などのことを指します。
これらの条件がすべて揃ったとき、虫歯になってしまうのです。
・虫歯の進行と段階
虫歯の進行とその段階を整理します。
脱灰
歯の表面にあるエナメル質が、酸で溶け始めた状態です。この段階では、痛みはありません。正しいブラッシングやフッ素塗布などによって治すことが可能です。
エナメル質の虫歯
歯の表面にあるエナメル質が溶かされ、虫歯菌が歯の中に入り込んでいる状態です。この段階でも、まだ痛みはありませんが、再石灰化はできません。治療では、虫歯部分を削り詰め物をします。
象牙質の虫歯
エナメル質の内側にある象牙質に虫歯が到達している状態です。この段階になると、冷たいものや甘いものを口に入れるとしみるようになります。治療では、虫歯部分を削り、詰め物をします。
神経まで進行した虫歯
象牙質のさらに内側にある神経（歯髄）にまで虫歯が進行している状態です。この段階になると、痛みは強くなります。治療では、神経を取り除いて被せ物を装着します。
歯根まで進行した虫歯
神経が侵食され、その尖端の最も深い部分にある歯根にまで虫歯が進行している状態です。この段階になると、歯根が化膿して歯ぐきの奥に膿の袋ができます。治療では、抜歯して人工歯を装着します。
小児歯科とは
小児歯科とは、歯が生えたばかりの赤ちゃんから永久歯が生えるまでのお子様を対象とし、美しく正しく歯を育成していくための診療科目のことです。お子様の虫歯治療をはじめ、歯並びの矯正や外傷治療などを行います。また、虫歯予防・歯周病予防なども行います。継続的に定期検診を受けていただくことで、より健康的で美しい歯が手に入るのです。
お子様の歯やお口のことが気になり始めたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
・キッズルームを設けています！
当院では、お子様をお連れの患者様が安心して治療を受けていただけるよう、またお子様が退屈しないよう、キッズルームを設けております。
お子様に「歯医者は怖い場所」だと思われないよう、また安心してご来院いただけるよう配慮しております。お子様とご一緒に、お気軽にご来院ください！
