むし歯の治療は大きさや場所、症状により大きくは3つに分けられます。
歯は何層もの物質で形成されていますが、表面のエナメル質が溶けると治療が必要です。
むし歯ができはじめの頃は痛みがほとんどないので放っておいて、痛くて我慢できなくなってから治療を始める方も少なくありません。初期の段階で治療すると歯を削る量や治療期間も当然少なく済みます。むし歯が進行すると神経を抜かなければいけません。神経を抜いた歯がまたむし歯になると神経がないので痛みがありません。気づかずにいて抜歯が必要な状態まで進行してしまった…ということにもなりかねません。
妊娠初期はつわりで気分が悪くなることがあると思いますので、安定期(14〜28週)に入ってからの治療をおすすめします。体調も気持ちも落ち着いてから受診した方が胎児への負担も軽減できます。
妊娠中はホルモンのバランスがくずれ歯ぐきが腫れること(妊娠性の歯肉炎)があります。来院して、口腔内の汚れを落としたり、歯石を落とす事で出血量が減ります。放っておくと慢性的な歯周病になってしまいます。
むし歯にならないようにするためには、当たり前ですが毎日必ず歯を磨くことです。
お子様が一人で歯磨きが上手にできるようになるまで、歯磨きを一緒にしたり磨き残しのチェックを兼ねて仕上げ磨きをしてあげてください。
食事も塩分や糖分の少ないものをとることが大切です。唾液はむし歯予防にとても大事な要素です。食べ物をよく噛んで、唾液の分泌を促すようにしてあげてください。
歯の表面についた色素や歯石を取り除き、歯周病の原因となる歯周ポケットのお掃除をし、歯本来の色に戻します。ホワイトニングは保険外診療になり、本来の歯の色より更に白くしたいときに行います。