お子様の歯科治療にはお母様やご家族の協力が不可欠となってきます。当院では嫌がるお子様を無理やり押さえつけて・・という抑制治療は行っておりません。お子様みずからが自分の為に治療に取り組むよう、コミュニケーションをとることからはじめています。
時間は掛かっても必ず治療に応じてくれる時はやってきます。緊急時を除き、それまでお母様方にもご協力とご辛抱をしていただく場合がございます。どうかご理解くださいね!
またお子様の歯は大人と比べてエナメル質・象牙質が1/2しかありません。それなので進行のスピードがとても早いのが特徴です。大切なのは虫歯を作らないよう、定期的にフッ素の塗布(大量に摂取しない限り無害)と定期的な検診(2~3ヶ月ごと)またご家庭での歯磨きです。乳歯の虫歯は永久歯にも多大な影響を与えます。また虫歯があるために摂食の発達が妨げられたり、脳の発育にも影響します。虫歯放置は絶対にしないでくださいね。『うちの子は無理かも・・』あきらめる前に一度いらしてください。
Q.フッ素をしていれば虫歯になりませんか?
A.フッ素は虫歯にならない万能な特効薬ではありません。歯のエナメル質を強くするお薬です。あくまでなりにくくするもので、予防のひとつに過ぎません。
Q.副作用はありませんか?
A.ものすごく大量に摂取しない限りありません。魚類・海草・牛肉・塩などにも含まれています。
Q.何歳ぐらいから始めたら良いですか?
A.お子様の歯茎から生えてきた直後の歯はとても柔らかく、非常にフッ素がしみ込みやすいので理想はこの時期から3~4ヶ月ごとに(お子様の状態によって異なりますが)歯面研磨(着色などの汚れ落とし)とともに定期的に継続してゆくのがよいでしょう。一般的に12~13歳ぐらいまで続けるのが良いとされています。