はらだ歯科の提供する医療は、患者（人間）が主役です。
生身の人間であり、心のある人間であるということです。
よく、天狗のようになっている医師に出会いますが、そのたびに心が痛みます。
その言動は、まるで 「王様」 のようです。
その先生は、たとえば、高度な研究や勉強をしていて、あらゅることに自信があるのかもしれません。
多くの名声や地位を得ているのかもしれません。
しかし、私は、その先生を認めませんし、尊敬もしません。
どれだけ高度な勉強をしているか知りませんが、たったひとつ、「病は気から。」
ということさえ理解できないのですから。
人間生きていれば、それはそれは多くの悩みや難題にぶつかります。
胃が痛くなるほどに苦しみます。
気が狂いそうになり、この世の終わりかと思います。
そんな時、親友や仲間に悩みを打ち明け、話したときどうなりましたか？
真剣にその問題を自分のことのように受け止め、考え、本気でその答えをさがしてくれる友達がいる。
自分ひとりで悶々と悩んでいたときより、だいぶ気分が楽になりませんでしたか。
私自身は、幸福なことに、本音で話せる親友や仲間がたくさんいます。
そして、そのおかげで今の自分があるのです。
どんな人も自分ひとりでは、生きていくことはできません。
必ず、多くの人に支えられて「今」 があるのです。
それを理解すれば、恥ずかしくて、いよいよ「天狗」になんてなってられないはずです。
「稲穂は、実るほどに首を垂れる。」
ものです。。。
はらだ歯科では、いつも歯だけをみるのではなく、人間をみています。
「その人にとって欲しいものは何だろう？」と考えます。
ただ良いからという理由だけで、ダイヤモンドを提供するということはしません。
その人が求めていないものを提供しても意味がないんです。
時には、「水」 がその人にとって一番欲しいものなのです。
水を提供したら、その後どうするか。。
次にオアシスまで案内してあげます。
その人は、水には困らなくなるでしょう。
こんどは、お腹が減ってきます。
そこで、魚をあげます。
その後どうするか？
魚の釣り方を教えてあげます。
それから。。。。
という風にして、はらだ歯科では、治療を計画して進めていきます。
最高の医療とは、決してお金をかければよいということではありません。
その日その時 その瞬間にその人にとって一番欲しいものを提供することなのです。
言うまでもありませんが、それは、医学的管理下という土俵においてでの話です。
灼熱地獄の砂漠で、睡眠薬とお酒が欲しいと言われても、あげられません。
ダメな理由をしっかり説明し、水を勧めます。
はらだ歯科の治療理念は、すべてに貫かれています。
「考えることは多く、治療行為は少なく、効果は最大限に。」
それはまるで将棋で熟考の末の一手が、その勝負を決めてしまうのに似ています。
はらだ歯科では、常に考えつくされた最善の一手を打ちます。
私は、同じ結果を得るのであれば、その行為は、簡単であればあるほど偉いと思っています。
そして、常日頃、「もっと、簡単に、早く、正確に、痛くなくする方法はないだろうか？」
と考えながら、診療にあたり、その方法は改善を繰り返し進歩し、現在に至っています。
また、それは、全く同じ考えを持ち、臨床経験豊かな良き師匠の教えのおかげでもあります。
将棋の考えつくされた一手。それは、時に何十手先を読みきっている一手です。
その歯の将来。歯の周りの歯茎の将来。かみ合わせの将来。口の中から見たその人の将来。
未来が見えるからこそ、今最善の一手を打ちたいのです。
簡単で単純そうに見える一手が、じつは、あとでボデイブローのように効いてくるのです。
はらだ歯科は、常にその人にとって最高の医療を提供できるように日々研究し勉強し続けています。
ただ、この 「勉強する。」という言葉がまた曲者なんですね。
多くの学会に出てたり、研修会で学んだり、スタデイグループをつくって、技術を教えあったり。。
よく勉強する医師と、あんまり勉強しない医師と２極化しているようにみえます。
いまや歯科医院は、コンビニよりもずっと多いご時世です。
よっぽど何かないと勉強しないところは倒産するでしょう。
さらに勉強しててもそれが、自己満足の世界に入ってしまっているところも危険でしょう。
「私は、こんなに勉強しているのだから技術や知識は誰にも負けない。」
天狗になったり、変なプライドばかり身についてしまうのであれば、逆効果になってしまうのです。
「仕事だけの人生。」
それも悪くはないでしょう。 天職という言葉がありますから。
「３度の飯より仕事好き。」で悔いが残らなければ。。
はらだ歯科の考えは逆です。
とにかく結果がすべてです。
大学で勉強したことであろうが、最新の器械や技術、材料であろうが、あるいは、某大学の有名教授の意見であろうが全く関係ありません。
「学問に王道なし。」といいます。また、「少年老いやすく、学成り難し。」といいます。
確かに、「勉強しても勉強してもなかなか成績があがらないんだ。」という経験は誰にでもあるでしょう。
もちろん、私自身もあります。というよりむしろ普通の人よりずっと多かったと思います。
しかし、自論ですが、王道は存在します。
たとえば、野球でも、サッカーでもかまいませんが、無名のチームがいきなり上位の成績を残すことがあります。
調べてみると、優秀なコーチや監督が就任していたりします。
学問でもなんでもそうですが、良き師匠につくというのは近道であり王道なんです。
はらだ歯科は進化します。
それは、歯科界における王道を歩んでいるからです。
いままで本当に良き師匠に恵まれてきたおかげです。
また、時には、その師匠は、一冊の本であったりします。
本は、その場にいながら自分の世界を広げてくれるすばらしいものです。
はらだ歯科は進化します。
そして、あなたに王道そのものを提供したいのです。
