保険診療とは、虫歯の治療、入れ歯治療、歯周病（歯槽膿漏）の治療など、健康保険が適用されるものを言います。
歯周病を発症・進展させる要因としては、老齢・ストレス・疲労・骨粗鬆症・生活習慣（喫煙）などによる白血球の働きが抑制される場合や、歯と歯の間に食べ物などが挟まっている状態、歯列不正（歯並びが悪い）や不良補綴物（あまり適合が良くないかぶせ物）などがあり、また歯周病により心疾患・呼吸器疾患が引き起こされたり、糖尿病が悪化します。
その歯周病の予防・治療としての一番手が歯口清掃で、歯ブラシが主流ですが、歯というよりも歯肉炎（歯と歯ぐきの境）をいかに歯肉を傷つけずに歯垢を落とし、歯肉のマッサージができるかということです。
300g位の力でのブラッシングが効果が高いようですが、歯並びや器用さ・性格により各々に向いたブラッシング法は、補助的清掃具も含め担当医に相談されるべきでしょう。回数よりも確実な歯口清掃を目指しましょう。
歯周病は、全身の疾患と大きく関係しています。
タバコを吸うことで白血球の力が落ちてしまい、歯周病が見た目以上に進んでしまいます。
心内膜炎やアテローム性動脈硬化症という心臓の病気、食物を誤って肺の方へ吸い込んでしまうために起こる誤嚥性肺炎なども口の中の細菌が原因となり、歯周病菌が多い人は危険度が上がります。
糖尿病の人は、免疫系の副作用で歯周病が悪化しやすいので、要注意です。
又、高血圧の薬や精神安定剤等で唾液の分泌が落ちることがあり、それが原因で歯肉が腫れることがあります。
このような場合でも、音波ブラシなどを使って、プラークと呼ばれる細菌の塊を機械的に清掃することにより、歯肉の腫れは抑制されてきます。
抗菌薬だけ飲んでいても、歯周病菌の塊の中心には薬が届かないので、歯ブラシなどを使って除去することが必要です。
舌がピリピリしたり、口の中に違和感がある方は、口腔咽頭カンジタ症の可能性があります。
唾液量が少ないために口が乾燥してしまう方、舌が赤くツルツルになり痛みを感じる方は、年齢による唾液腺の委縮や他科での投薬の影響で、カンジダ（カビの一種）が増殖していることがあります。
保湿剤や唾液分泌刺激薬の使用、このカビを減らすうがい薬、貼付薬、唾液腺を刺激するマッサージなどが効果的です。 義歯をお使いの方は、口腔粘膜が広く覆われ乾燥しやすい環境であることに加え、義歯自体にカンジダが繁殖することもあるので、特にご注意ください。
唾液には歯肉の抗菌力を上昇させ歯周病を防止したり、虫歯菌の繁殖を抑えたり、軽度の虫歯を治したりする力があります。
唾液の出をよくする薬があります。
一度試してみてはいかかですか？
歯肉のメラニン色素が、一週間に一度のレーザー照射を繰り返すことで除去できます。
歯肉表面に麻酔薬を塗布するだけで注射不要ですので、歯肉の黒ずみが気になる方はご相談下さい。
歯が割れることで入れていた金属がはずれたり、差し歯、冠がとれてしまうことがあります。
大きく割れた場合は抜歯に至ることもあります。
なぜ歯が割れるようなことが起きるのでしょうか。
原因としては色々なことが考えられます。
食事中に硬い物を誤って咬んでしまい、歯の弱い部分が欠けてしまうことを経験する方は多いでしょう。
普段から硬いもの、噛み切りにくいものを食べることが好きで噛みしめることの多い人の歯は破折の危険が高いと思われます。
しかし実際には食事中以外に、無意識に習慣的に行っているくいしばり歯軋り、咬みしめ癖の方がはるかに影響は大きいと思われます。
というのは食事時間よりも就寝中あるいは集中して何かを行っている時にくいしばったりかみしめたりしている時間のほうがはるかに長く歯に悪影響を及ぼしているからです。
長時間、大きい力が歯にかかっているからです。
自覚がなくても歯がすりへっている人は大体このような習慣をお持ちのように見受けられます。
日中はなるべく意識して歯のくいしばりをさけること、それが不可能な就寝中はマウスピース等で歯を守る必要があります。
一度御相談下さい。
お急ぎの場合は、3～4日で制作可能です。
※スケジュールによって日数が前後する場合がございますので、日数に関しては事前にご相談下さい。
自由診療とは、オーダーメイドのように、患者様のご要望をお聞きし、時間をかけ満足していただける治療を、ご提案させていただくものです。
出っ歯、受け口、噛み合わせが悪いなどでお悩みの方に、歯列矯正をお勧めしております。
かみ合わせが安定し、お手入れのしやすい口腔内になることで将来起こりうる様々なトラブルを予防することが可能です。
歯の頭が欠けてしまったり歯が抜けてしまうと、それを回復する為にかぶせたり補ったりしなくてはならなくなります。
このことを専門的には補綴（ほてつ）といいます。
メタルボンドポーセレン（自費）
内面全体は金属で鋳造された冠でできていますが前歯の見える所は歯の色の瀬戸物（セラミック）で出来ています。
（後上方はミラーにて内面が写されています）
ジルコニアクラウン
人造宝石（人工ダイヤモンド）と知られているジルコニアは、生体親和性が高いため、人工関節や人工耳など多くの医療分野で利用されています。
このジルコニア素材を歯の内部構造として使用できるようになりました。
金属を使用しないため、アレルギーの方にも安心で、価格もその分安くなります。
インプラントの植立はCT等の設備のある専門医での施術をお勧めします。
上部構造を当院で作成することは可能です。
※インプラントを考えている方へ
最近はインプラントがもてはやされていますが、リスク、費用を考えれば少しお金をかけた止め金も見えないしっかり噛める義歯を作成してからで遅くないと思います。
インプラント一本分で義歯は何歯でも制作可能です。
最近は骨粗鬆症でビスホネート製剤の服用を勧められている方が多いのですが、一度飲み始めると抜歯等の骨にダメージを与える治療をした後、骨が壊死したり、骨が出たまま肉が被らないという事が起きる可能性もあり、飲み始める前に観血的な処置は終わらせておく必要があります。
そういう方でも取り外しの利く義歯は清掃もしやすく有利かと思われます。
又、飲み続けている人は歯周病が進まないように定期的に管理が必要になります。
レーザーや高周波での治癒促進も有効な手段になります。
ポーセレンラミネート
前歯のつめものの変色、前歯の形態、隙間の改善に効果的です。
歯の表面を一層（0.5mm～0.7mm）削って、つけ爪のようにセラミックのシェルを貼り付ける方法です。
削る量がごくわずかで痛みがありません。
これも金属を使用しないため、アレルギーや価格の上からもメリットがあります。
ノンクラスデンプチャー
新技術から生れた、良く噛める美しい入れ歯です。
クラスﾌﾟと呼ばれる従来からの金属のばねがありません。
かわりに弾力のある歯肉色の床で全体を安定させています。
どこからが義歯なのか、よく見ないと他人からはわからないほどの自然さです。
フィット感にもすぐれており、従来の義歯では不快感の原因であった食べ物のつまりやひっかかりが解消されたと好評です。
アタッチメント・ミリングデンチャー
リジットタイプの部分入れ歯を多く製作させて頂いております。
リジットタイプとは入れ歯の部分が安定して動きにくい入れ歯のことです。
基本的にこのタイプの入れ歯にはクラスプ（針金）がありませんので、審美性、快適性も向上します。
上部構造を一回作ってしまえば、支えている歯がダメになっても修理するだけで一生使えます。
磁性アタッチメントマグフィット
よく噛める磁石式入れ歯です。
バネの代わりに磁石の力で固定する入れ歯で、ピッタリ吸着します。
歯根に「磁性金属（キーパ）」を取り付け、入れ歯に「小形磁石」を埋め込み、この2つの吸引力で入れ歯を吸着させます。
根が無い場合は、インプラント等の上に取り付けます。
最近審美歯科という言葉を耳にすることがあると思いますが、その中で健康な歯を削らずに歯を白くする方法があります。
一般にそれをホワイトニングと言っています。
歯はもともと白くなくわずかに黄ばんだ色をしています。
それをより白くする方法です。
その方法には、歯科医院のみで行うオフィスホワイトニングと、おもに家庭で道具を使って行う、ホームホワイトニングに分けられます。
またこれら2つを併用することもあります。
ホワイトニングは魔法のように歯の色調を改善しますが、口元が明るさを得ることで「ナチュラルで爽やかな笑顔」が生まれるだけでなく、ライフスタイルまで好転させる可能性を秘めています。
