正しい咬み合わせができる位置に下あごがある場合、最も大きな力で物を噛むことができます。咀嚼筋(下あごを動かす筋肉)のストレスもなくなり、その結果、顎関節の痛み、口を開ける時の引っかかりや雑音、首筋や肩のこり、耳鳴り、手のしびれなど顎関節の圧迫から生じる不快症状や不定愁訴の大半が軽減、解消されます。あごの骨の骨折などの外傷から引き起こされた顎関節症も同じように治療していくことができます。
CTによる顎関節のレントゲン立体撮影診断
▼CTにより被爆量の少ない三次元的は情報が得られます
歯型模型による咬合診断・開口路や咀嚼筋の検査
▼歯型模型患者様の歯型、かみ合わせを再現できる歯型をとります
咀嚼筋の筋肉ストレスの緩和
▼アクアライザー、ソフトスプリントという装置を用います
関節円板への圧迫の排除
▼関節円板:顎関節のクッションの役目をします
あごの筋肉が最もリラックスする位置まで下顎骨を三次元移動
▼顎関節イメージ本来その患者様が持っている最も理想的なあごの位置を引き出します
その位置で咬み合わせができるように調整
▼ハードスプリント、ダイレクトスプリントという装置を用います
下あごの移動が完了した位置に最終補綴物(かぶせ物や詰め物)を装着して治療完了
▼なお治療後に咬合圧下を生じると顎関節症が再発することがありますので、それに対応する治療も合わせて行なっていきます。