「虫歯が痛み出したので、とにかく早く痛みを取ってほしい」
「歯周の腫れが気になってきたので調べてほしい」
これまで、患者の皆様が歯科医院に求めてきたのは、虫歯や歯周病といった「悪い部分を治すための治療」でした。しかし現代の患者さんは、治療はもちろんもっと多くのことを歯科医院に望んでいると感じています。
「失った歯を取り戻して、
固い食べ物が食べられるようになりたい」
「白く輝く歯になって、素敵なスマイルを手に入れたい」
「さわやかな吐息になって、会話を心から楽しみたい」
悪いところを治す「治療」から一歩踏み出して、おいしく食べる機能、楽しく笑える美しさを備えたお口になるために、ひとりひとりがそれぞれの悩みをもって当院の扉を開きます。
わたしたちはその悩みをとことん伺い、皆様が望んでいるお口を目指して治療プランを立てます。皆様のお話を伺うことは、当院の治療では最も大切なファーストステップなのです。
それでは、当院では皆様の悩みを誰が聴くのでしょうか?もちろん、歯科医師と歯科衛生士です。しかし、たとえば治療費などの金銭的なこと、治療プランに不安を感じていることなどは、なかなか単刀直入に医師に打ち明けられない方がおられることも事実です。
そこで重要なのが、歯科衛生士という存在です。歯科衛生士とは、3年間の専門学校を卒業後、国家試験に合格した専門職のことを言います。一般的に歯科医師の診療介助者とみられていますが、当院ではその役割を担うだけではありません。診療介助はもちろんのこと、皆様が心から納得して治療を受けられるよう、お話をお聴きすることも大切な仕事なのです。
当院の歯科衛生士は、年間20日以上の研修に参加し常に向上する技術と歯科医療全般にわたる知識を総動員して、皆様の不安や悩みを取り去る「プロフェッショナル」です。治療中は治療の内容を的確に説明したり、毎日のケアのアドバイスをしたりと頼もしい存在になるでしょう。治療の際はいつもあなたのおそばにいますから、何でも気兼ねなくお話くださいね。
しかし、いくら優秀な歯科衛生士を配備しても、治療の度に別の衛生士が担当したのでは意味がありません。患者さんのお気持ちをしっかりと把握するためには、毎回同じ歯科衛生士が担当し、じっくりとお話をお聴きすることが必要です。
わたしたちは、皆様に十分納得して治療を受けていただきたいのです。納得できなければベストの治療を一緒にさがしていきましょう。そのための、1対1の完全担当制です。歯科衛生士は、あなたの心の悩みを打ち明けられるような信頼関係を結べるよう努力します。また、皆さんの口の中を一生守るという意気込みで、職務に取り組んでいく心構えでおります。治療がひと段落する頃には、あなたと衛生士の間に揺ぎないパートナーシップが築かれていることでしょう。