インプラントってこわくないのかな?etc. 皆様、インプラントについては疑問がたくさんあるかと思います。
審美性と機能性に優れた最新のインプラント治療について、その特徴を詳しく解説致します。
インプラントって最近話題の治療法みたいだけど・・・、手術するってこわくないのかな?どれくらいもつのかな?etc.このように、「インプラント」ときいて、様々な疑問がわいてくると思います。
インプラントは、正確な診査・診断と丁寧な手術により、より自然の歯に近い噛み心地と美しい歯を手に入れることができる治療法と言えます。美味しいものを味わって食べれることは幸せなことですね。
「どのくらいもちますか?」という質問をうけることがありますが、それは患者様のセルフケアや歯科医院での定期的なメンテナンスが重要になるのです。
インプラントを味方にできれば、こんなに強い味方はありません。歯の悩みの解決に一歩近づくために、インプラントをご紹介いたします。
インプラントは、歯を失ってしまった、歯が抜けてしまった、といった部分に人工の歯を埋め込む治療です。
生態にやさしく、骨と結合しやすく、腐食せず硬くて丈夫なチタンを材料とします。埋入直後には既存の骨と機械的にかみあっているだけですが、その後、既存の骨が一度吸収し、新生の骨が加わって骨との結合が完了します。
人工の歯冠・・・天然歯の歯冠に代わるものです。インプラント体(人工歯根)にかかる力の負担が偏らない形状であること、また、見た目の自然さなどを考慮して制作されます。
インプラント体(人工歯根)・・・歯がなくなったあごの骨(歯槽骨)に穴をあけて、支柱となるインプラント体を埋めます。徐々にあごの骨が回復すると、金属製の人工歯根と直接結合します。この現象をオッセオインテグレイション(骨の結合)といい、完全な固定の状態です。こうして人工歯根と生体が調和し、長期にわたり保持されます。
1.インフォームド・コンセント&インフォームド・チョイス
歯科医から治療法の説明を受けます。メリットとデメリット、ほかの治療法の選択しの可能性などをきちんと知っていただいたうえで、患者様が主体性を持って選択できるよう、必要な知識を提供いたします。
2.診査・診断
問診と口腔内検査、噛み合わせ検査、X線撮影など、さまざまな検査を行います。
患者様ごとに抱える異なるリスクに、歯科医師が十分な準備と配慮をするための大切なステップです。正確な診査・診断が、インプラントを成功に導きます。
※残念ながら、まれに治療に不適応な方もおられます。
3.手術準備のための治療と清掃
クリーニングにより歯石を除去し、口腔衛生を良好の状態にします。むし歯や歯周病の治療が必要な場合は、最優先で治療を行います。また、歯槽骨が足りない場合は、骨の移植などにより骨を増やす処置も行います。
4.手術
1.インプラントの準備ができ、口腔状態が良好の状態の歯肉です。
2.インプラントを顎の骨に植えるために、歯肉を切開し、インプラントと同じ大きさの穴を骨に形成します。
3.骨の穴にインプラントをねじ込み、しっかり固定ます。
4.歯肉を閉じます。必要があれば、義歯を使いながら、インプラントに力をかけずに、治癒を待ちます。数ヶ 月で骨とチタンがしっかり と結合します。
5.インプラントが骨と結合したら、ふたたび歯肉を切開します。
6.インプラントの頭を露出させ、アバットメント(人工歯との接合部分)を装着します。
7.歯肉が安定したら、天然の歯と見分けのつかない人工歯をインプラントに装着します。
8.最終的な被せ物を装着し、お手入れの仕方などを練習します。
5.歯磨きが十分にできずインプラントの周りに歯垢がついた状態にしていると、天然歯と同様に歯周病になり、インプラントの周りの骨がやせてしまってグラグラ動いてしまいます。インプラントを長持ちさせるためには、ケアが肝心です。ブラッシングの方法などについて適切な指導、また定期的なメンテンスを受けることが大切です。セルフケアでとりきれない汚れをしっかり取り、インプラント周囲炎を防ぎます。また、噛み合わせをみて、インプラントや周囲の歯に偏った無理な力がかかっていないかを調べ、インプラントの故障を防ぎます。つまり、インプラント治療とその後のセルフケア+メンテナンスは常にセットということになります。