歯周病とは、歯周組織が歯垢(プラーク)に含まれている『歯周病菌(細菌)』に感染し、歯肉(歯茎)が腫れたり、出血したり、最終的には歯が抜けてしまう、日本人が歯を失うもっとも大きな原因の歯の周りの病気の総称です。
虫歯の原因である歯垢(プラーク)が歯から取り除かれないと次第に歯石へと変化していき、この歯垢や歯石が細菌の宝庫となり周囲の歯肉を刺激し歯肉炎となり、最終的には歯周病を引き起こし、歯をささえている骨を溶かします。
虫歯以上に日本人が歯を失う原因なのです。
成人の歯周病は、30歳ぐらいから自覚症状もなく発症し、適切な処置を行わないと加齢とともにゆっくり進行していきます。また、「喫煙」「糖尿病」「薬剤の服用」「よくない歯の治療」などの危険因子が重なった場合は、急激に悪化する場合もあります。歯周病を治療するには、まず正しい歯磨きをしっかり身につけること。歯磨きに気をつけて歯の汚れをしっかりとるのが歯周病を防ぐ大きなポイントです。
当院では、歯石などの硬くなって歯ブラシでは取れなくなった汚れを超音波で除去したり、歯の状態や歯茎の状況に応じて色々な治療を行っていきます。