【原因】
歯髄(神経)は、まだ生きているが、むし歯の菌が歯髄(神経)まで達し、炎症を起こします。
血液によって菌が運ばれたり、歯周ポケットから感染、また飲食物などが取り除かれなくて腐っていき、感染したりもします。
そして、周りの組織を破壊して行きます。
【症状】
自覚症状が無い時もありますが、初期には、冷たい物、熱い物により疼痛があります。
ズキズキしたり、眠れないほど痛くなったり、歯ぐきの所が腫れてきたり、急に激痛を呈するものもあります。
【歯髄炎の分類】
・急性単純性歯髄炎・・・単Pul
・急性化膿性歯髄炎・・・急化Pul
・慢性潰瘍性歯髄炎・・・潰Pul
・慢性増殖性歯髄炎・・・増Pul
【歯髄炎の処置】
1…薬によって治す方法
2…感染している所を削り取り、薬を塗って治す方法。 削った所に充填(つめもの)をします。
3…歯髄(神経)を抜いてしまう方法。神経の炎症が大部分に広がった場合に、神経を抜きます。
また、炎症が小さい時には、神経を途中で切ります。これは、発育途中の歯だけど、炎症を起こしている時などにとる方法です。